婦人科検診
■子宮がんは早期発見すれば高い確率で治癒が見込める病気です。
卵巣がんも少しでも早期発見できれば手遅れにならない場合もあります。
元気に健康に暮らすために婦人科検診を受けられることをお勧めいたします。
婦人科検診の内容
・経膣超音波検査(子宮筋腫、卵巣腫瘍、卵巣がんの検査)
・子宮頸部細胞診(子宮頚がんの検査)
・ハイリスクHPV検査(子宮頸がんの原因ウイルスの検査)
・CA125(子宮内膜症、卵巣がんの腫瘍マーカー検査)
■子宮頸部細胞診とハイリスクHPV検査を組み合わせることにより精度の高い検診ができます。
卵巣がんは自覚症状がなく発見が難しいがんです。近年卵巣がんの病態が少しずつわかってきました。卵巣がんには進行の速いタイプと進行が比較的ゆっくりとしたタイプがあります。
進行が速いタイプは卵管が原発であり卵巣がはれてきたときにはかなり進行していることがほとんどです。そのため早期で見つけることがなかなか難しいのですが、超音波検査で卵巣の変化を早めに捉え、異常腹水の有無、採血でCA125のチェックをすることで少しでも早期での発見を目指します。
進行が比較的ゆっくりとしたタイプは卵巣が原発なためまず初めに卵巣が腫大してきます。超音波による検診が比較的有効なタイプです。子宮内膜症によるチョコレート嚢腫の悪性化などもこのタイプです。CA125の検査を併用し早期発見に努めます。
アメリカでは遺伝性乳がん卵巣がん症候群と診断された方は最低6か月毎の超音波検査およびCA125検査が推奨されています。
卵巣がんのリスクが高いと思われる方(近親に卵巣がんの方がいる、遺伝性乳がん卵巣がん症候群の疑いがある)また卵巣がんが心配な方は最低でも1年毎の超音波検査、CA125検査をお勧めいたします。
子宮体がん検査は説明のつかない不正出血のある方や長期間の月経不順がある方また超音波検査で子宮内膜の肥厚や不整がある方に必要な検査です。そのため定期的な検診というよりは不正出血等の症状があったときにその都度受診していただくことが重要です。ただご希望の場合はオプションで追加検査することも可能です。
婦人科検診の費用
婦人科検診A(子宮、卵巣) 20,900円(税込)
・経膣超音波検査(子宮筋腫、卵巣腫瘍、卵巣がんの検査)
・子宮頸部細胞診(子宮頚がんの検査)
・ハイリスクHPV検査(子宮頸がんの原因ウイルスの検査)
・CA125(子宮内膜症、卵巣がんの腫瘍マーカー検査)
婦人科検診B(子宮) 17,050円(税込)
・経膣超音波検査(子宮筋腫、卵巣腫瘍、卵巣がんの検査)
・子宮頸部細胞診(子宮頚がんの検査)
・ハイリスクHPV検査(子宮頸がんの原因ウイルスの検査)
婦人科検診C(子宮) 9,350円(税込)
・経膣超音波検査(子宮筋腫、卵巣腫瘍、卵巣がんの検査)
・子宮頸部細胞診(子宮頚がんの検査)
婦人科検診D(卵巣) 9,350円(税込)
・経膣超音波検査(子宮筋腫、卵巣腫瘍、卵巣がんの検査)
・CA125(子宮内膜症、卵巣がんの腫瘍マーカー検査)
オプション
・子宮内膜細胞診 6,380円(税込)